第36回 八戸医学会プログラム


日 時:平成22年11月21日(日)13時00分〜
場 所:八戸市総合健診センター 3階 視聴覚ホール


●演者の方々に
1.口演時間は6分ですので時間をお守り下さい。終了1分前に
  青ランプ、最後に赤ランプ、ブザーが鳴ります。
2.スライドは、原則として10枚以内です。

●討論時間は3分です。
 質問は要点を手短にお願い致します。
 発言された方は、必ずその要旨を所定の用紙に簡潔に記載して係
 に提出して下さい。

●懇親会
 学会終了後、会場向かいの休憩室において情報交換のための懇親
 会を行います。多数ご参加下さい。(会費無料)

*演者の方には受付にてネームプレートを渡しますので着用をお願い
 します。
*八戸医学会は日本医師会生涯教育制度に係る認定講座(4.5単位)
 となっております。
(カリキュラムコード:2・7・8・9・11・13・36・57・61)



13:00〜     会長挨拶

13:05〜     座 長  八戸赤十字病院   七崎 之利


1.当院通院糖尿病患者の歯周病のアンケート調査(第2報)
  −喫煙との関係−
  向井田胃腸科内科医院 ○向井田英明
      八戸市立市民病院 内分泌糖尿病科・内科  葛西 伸彦
         青森労災病院 糖尿病・内分泌内科  日向 豪史
                中園内科クリニック  中園  誠
                   中山内科医院  中山 宏祥
                   あこう歯科医院  赤穂 和広
                   石要歯科医院  小西 史人
                 白銀吉田歯科医院  吉田 正孝

2.尿蛋白減量のためのARB使用経験
                    伏谷内科医院 ○伏谷  靖

3.前立腺がん検診レポート第13報(平成21年度)
二次検診の集計結果について
      八戸泌尿器科談話会 前立腺がん検診部門 ○山内 崇生 瀬尾喜久雄
相馬 文彦 三浦 浩康
                           柳沢  健
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13:32〜     座 長  さしなみ小児クリニック 差波  司

4.八戸市における空中飛散花粉の研究(第29報)
  (1)2010年春のスギ花粉飛散の予測と実際
  (2)アレルギー症状に対する気象の影響
                   鹿内内科医院 ○鹿内喜佐男
                八戸市 環境保全課  上井 邦彦 平野 幸一
                   フレンド薬局  水無 暢子
                 アスカムK.K.  山上 宏生 柿崎 一輝

5.平成21年度秋冬シーズンにおける
              新型インフルエンザ(H1N1)の診療状況について
  −八戸市立市民病院小児科における入院77症例(ICU管理12例)のまとめ−
             八戸市立市民病院 小児科 ○鈴木  豊 大久保幸宗
                           差波  新 齋藤 祥子
                           松木 @磨 今井 香織
                           神田  進 佐藤都留雄
                           田名部宗之
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13:50〜     座 長  八戸赤十字病院   紺野  広

6.青森県ドクターヘリ出動 450件
                 八戸市立市民病院 ○今  明秀 三浦 一章

7.八戸ラピッドドクターカー出動 200件
                 八戸市立市民病院 ○明石  卓 今  明秀
                            三浦 一章
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14:08〜     座 長  八戸市立市民病院  船場 泰文

8.市内4施設における抗菌薬使用動向について(平成21年度)
              八戸赤十字病院 薬剤部 ○小林  薫 櫻井 良平
              八戸市立市民病院 薬局  田村 健悦 平賀  元
              青森労災病院 薬剤部   中居  肇 中村 一成
       メディカルコート 八戸西病院 薬剤科  若林 順子
                        細菌感受性動向調査連絡協議会

9.市内における細菌感受性状況(第8報)
      八戸赤十字病院 医療技術部 検査技術科 ○山本 岳雄
     八戸市立市民病院 臨床検査科 堀内 弘子
               青森労災病院 検査科  吉田 泰憲
       社団法人 八戸市医師会 臨床検査センター  村上 待一
                        細菌感受性動向調査連絡協議会
 
10.当院で経験したヒトパルボウイルスB19感染症例
   多発性関節腫脹と抗CCP抗体陽性を示した2例について
                村井内科クリニック ○村井 千尋
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14:35〜     座 長  青森労災病院    日沢 裕貴 

11.当科におけるラジオ波焼灼療法の現況
              八戸赤十字病院 消化器科 ○牛尾  晶
               岩手医科大学附属病院   黒田 英克
              八戸赤十字病院 消化器科  水谷 友美 鈴木  歩
                           塚原 智典 久多良徳彦

12.シングルバルーン小腸内視鏡(SBE)による診断・治療が有効であった3例
              八戸赤十字病院 消化器科 ○久多良徳彦 水谷 友美
                           鈴木  歩 塚原 智典
                           牛尾  晶

13.医療連携で在宅治療へ移行できた直腸癌末期の1症例
              八戸市立市民病院 外科 ○福井 哲矢
                      緩和医療科 佐藤  智
                  八戸在宅クリニック 山名 保則
              八戸市立市民病院 外科  水野  豊 阿部 薫夫
                           岡本 道孝 澤  直哉
                           三浦 一章
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15:02〜     座 長  八戸市立市民病院  望月 充邦 

14.中高生の膝前十字靱帯断裂のスポーツ復帰状況について
              青森労災病院 整形外科 ○佐藤 英樹 熊谷玄太郎
                           小川 太郎 油川 修一
                           工藤 祐喜

15.肩腱板断裂手術後の職場復帰状況について
              青森労災病院 整形外科 ○佐藤 英樹 熊谷玄太郎
                           小川 太郎 油川 修一
                           工藤 祐喜
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15:20〜     座 長  鈴木内科医院    鈴木 和夫

16.当院における足底挿板療法の実際
    関節リウマチに対する応用
             なかざわスポーツクリニック ○二部 貴之 加藤 義人
                           松本 早苗 中澤 成史
                           和田 誠之
             弘前大学大学院保健学研究科  尾田  敦

17.当院におけるRA看護の一考察
    継続したRA治療のための看護師の役割〜アンケート結果から
なかざわスポーツクリニック 看護部 ○中村千鶴子 長谷川由紀子
                  田村 春美
                    レントゲン  金田 和麻
                    リハビリ部  佐々木 聡 竹中  啓
                           田村 秀子 下村万里江
                           村田真梨子
                       事務  田村由樹枝 柴田 章子
                       医師  中澤 成史 和田 誠之
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15:38〜     座 長  松橋眼科クリニック  松橋 英昭

18.多焦点眼内レンズ12名16眼の結果
                     吹上眼科 ○久保 勝文 久保 真由美
                    高松 歩美

− 休 憩 −
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特別講演
   
16:00〜     座 長  八戸市立市民病院  田名部宗之


「医療訴訟の現状と問題点、
   およびトラブル回避のために心がけるべきポイント」
                  河北総合病院眼科 峰村 健司 先生
    
 訴訟リスクが医療現場を脅かし、医療のあり方を歪めていることが指摘され
るようになって久しい。診療の結果が思わしくなかった場合に、患者側が診療
の過失を疑い、医療者側がそれに怯えることがしばしばある。紛争がこじれて
裁判となれば、司法のルールの中で激しい論戦が繰り広げられ、医療関係者お
よび患者ないし遺族の双方が辛い戦いを強いられ疲弊する。最終的な結論であ
る判決が、臨床現場の医療関係者には到底承服できないような内容となってい
る場合も少なくない。

 そのような現状にありながら、問題を生み出している原因の一つである司法
システムそのものに対する医療者側の理解は、あまり進んでいるとは言えない
ように見える。「異状死」あるいは「医療事故調」などといった個々のテーマ
についての議論はあっても、裁判の進行方法、裁判所の判断手法といった基本
的なしくみについての理解は、ほとんど進んでいないのではないかと思われる。

 本講演ではまず、民事訴訟のしくみを解説しつつ、医療訴訟の現状と問題点
を事例の紹介を交えて概観し、さらに、現在の厳しい医療環境の中で医療訴訟
・医療トラブルを低減するためのポイントについて、数々の医療訴訟に注目し
てきた経験を基に解説する。本講演を通じて、医療訴訟・トラブルに関する漠
然とした不安感を、少しでも軽減する一助になれば幸いである。


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