第37回 八戸医学会プログラム


日 時:平成23年11月26日(土)15時00分〜
場 所:八戸市総合健診センター 3階 視聴覚ホール


●演者の方々に
1.講演時間は6分ですので時間をお守り下さい。終了1分前に
  青ランプ、最後に赤ランプ、ブザーが鳴ります。
2.スライドは、原則として10枚以内です。

●討論時間は2分です。
 質問は要点を手短にお願い致します。
 発言された方は、必ずその要旨を所定の用紙に簡潔に記載して係
 に提出して下さい。

●懇親会
 学会終了後、会場向かいの休憩室において情報交換のための懇親
 会を行います。多数ご参加下さい。(会費無料)

*演者の方には受付にてネームプレートを渡しますので着用をお願い
 します。
*八戸医学会は日本医師会生涯教育制度に係る認定講座(4単位)
 となっております。
(カリキュラムコード:2・11・15・18・58・61・64・73)



15:00〜     会長挨拶

15:05〜     座 長  青森労災病院    境  雄大


1.両側胸骨後ヘルニアの1例
            
八戸市立市民病院 小児外科 ○福岡 健吾
                           澤  直哉 鳩山恵一朗
                           福井 哲矢 阿部 薫夫
                           大里 雅之 三浦 一章
                 

2.遺残虫垂炎により発見された重複虫垂の1例
               
八戸赤十字病院 外科 ○木村 聡元
                           松雄 鉄平 藤澤健太郎
                            玉澤 佳之 佐瀬 正博

3.超音波内視鏡下穿刺吸引生検(FNA)にて診断した腎細胞癌膵転移の1例
              
八戸赤十字病院 消化器科 ○大泉 智史
                           久多良徳彦 遠藤  啓
                           塚原 智典 鈴木  歩
                           牛尾  晶
               八戸赤十字病院 外科   玉澤 佳之 佐瀬 正博
             八戸赤十字病院 泌尿器科   松下  希 瀬尾喜久雄
            八戸赤十字病院 検査技術科   笹生 俊一

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15:29〜     座 長  八戸市立市民病院  菅原 宏文

4.腹部大動脈瘤に対する最近の治療について
         
八戸市立市民病院 心臓血管外科 ○河原井駿一
                           加賀谷智明 松木 克雄 


5.当科で最近経験したGGOの4例
            
八戸市立市民病院 呼吸器外科 ○細野由希子
                           福岡 健吾 佐藤  中
                           三井 匡史


6.皮膚張力を重視した褥瘡の新治療法
  
「減張テーピング療法」の原理と効果
                  褥瘡対策委員会 ○高橋 通宏
                           佐藤都留雄 小菅 仁子
                           飯島 和子 伊藤 朋子

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15:53〜     座 長  於本病院      於本  章

7.歯周病チェックリストの有用性の検討
               向井田胃腸科内科医院 ○向井田英明
      八戸市立市民病院 内分泌糖尿病科・内科  葛西 伸彦
         青森労災病院 糖尿病・内分泌内科  日向 豪史
                中園内科クリニック  中園  誠
                   中山内科医院  中山 宏祥
                   あこう歯科医院  赤穂 和広
                   石要歯科医院  小西 史人
                 白銀吉田歯科医院  吉田 正孝


8.八戸市における空中飛散花粉の研究(第30報)
  
(1)過去30年間の空中飛散花粉の種類、特にスギ花粉の状況
  (2)2011年春のスギ花粉異常大量飛散と気象の関係
                   鹿内内科医院 ○鹿内喜佐男
                八戸市 環境保全課  上井 邦彦 田端 宏崇
                   フレンド薬局  水無 暢子
                  東邦薬品K.K.  山上 宏生 柿崎 一輝

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16:09〜     座 長  八戸赤十字病院   鹿内 俊樹

9.市内4施設における抗菌薬使用動向について(平成22年度)
   
             八戸市立市民病院 薬 局 ○田村 健悦 平賀  元
                青森労災病院 薬剤部  中居  肇 中村 一成
              八戸赤十字病院 薬剤部  小林  薫 櫻井 良平
       メディカルコート 八戸西病院 薬剤科  若林 順子
                         細菌感受性動向調査連絡協議会

10.市内における細菌感受性状況(第9報)
       社団法人 八戸市医師会臨床検査センター ○久保沢勇亮
            八戸市立市民病院 臨床検査科  堀内 弘子
       八戸赤十字病院 医療技術部 検査技術科  山本 岳雄
               青森労災病院 検査科  吉田 泰憲
                         細菌感受性動向調査連絡協議会
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16:25〜 座 長 あらい整形外科リハビリテーションクリニック 荒井 久典 

11.当院における関節リウマチ治療の現状
    
生物学的製剤中止例について
                村井内科クリニック ○村井 千尋


12.震災を経験して今後の災害時における当院での取り組みについての考察
    
リウマチ患者へのアンケートをもとに備えについて考える
            なかざわスポーツクリニック ○佐々木 聡
                           中村千鶴子 長谷川由紀子
                            竹中  啓 下村万里江
                           村田真梨子 中澤 成史

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16:41〜     座 長  八戸平和病院    山内 崇生 

13.前立腺がん検診レポート第14報(平成22年度)
    二次検診の集計結果について
      八戸泌尿器科談話会 前立腺がん検診部門 ○相馬 文彦
                           瀬尾喜久雄 柳沢  健
                           三浦 浩康

14.前立腺癌からみた重複癌の検討
             八戸市立市民病院 泌尿器科 ○伊藤  淳
                           藤井 紳司 相馬 文彦

15.動注放射線療法が奏効した巨大膀胱癌の1例−長期生存例−
             八戸赤十字病院 放射線科 ○田口 雅海
                     泌尿器科  松下  希 瀬尾喜久雄
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17:05〜  座 長  おくでら整形外科クリニック  奥寺 良之

16.当院における変形性膝関節症に対する手術について
              青森労災病院 整形外科 ○佐藤 英樹
                           田中  直 小川 太郎
                           油川 修一 工藤 祐喜

17.五十肩と肩腱板断裂の初診時の所見について
              青森労災病院 整形外科 ○佐藤 英樹
                           田中  直 小川 太郎
                           油川 修一 工藤 祐喜

18.上腕骨近位端骨折に対する保存療法の経験
        青森労災病院 リハビリテーション科 ○工藤 洋平
                           安田 友久 傳法谷敏光
                            加藤  望
               青森労災病院 整形外科   佐藤 英樹

− 休 憩 −
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特別講演
   
17:45〜     座 長  青森労災病院    伊神  勲


    「今日の緊急被ばく医療−福島第一原発の事故を踏まえて−」

  弘前大学大学院医学研究科救急・災害医学講座教授
  弘前大学医学部附属病院高度救急救命センター長   浅利 靖 先生
    
 3月11日以前は、「住民避難を伴う原子力災害は起こらない。施設内で汚染
と被ばくを伴う労働災害は発生するかもしれない」と考えられてきました。し
かし、実際に地震、津波、原子力災害という複合災害が発生しました。

 3月15日から19日まで、福島県災害対策本部被ばく医療調整会議と政府の原
子力災害現地対策本部医療班の支援を要請され現地に赴きました。この時期は、
20〜30km圏内の施設入所者の避難、汚染スクリーニングレベルの引き上げ、大
量のヨウ素剤の確保、さらに福島県の5つの初期被ばく医療機関のうち3病院
が原発から20km圏内にあり傷病者の受入れは不可能、と「住民対応」と「原
発事故収束」という大きな命題が入りまじり様々な課題が噴出していました。

 日本救急医学会は、現地対策本部よりの要請を受け、事故収束の前線基地で
あるJビレッジ(原発から18〜20km)に汚染・被ばく傷病者のサーベイ・除
染・初期救急医療、多数傷病者発生時の対応のため、4月3日から8月31日ま
での151日間、のべ49名の総括医師を派遣しました。この間、外傷性ショッ
ク、心肺停止、熱中症、けいれん、β線被ばくなど64名(内因性疾患36例、外
因性疾患29例)の傷病者を診療しました。

 今回は、原発事故への医師の対応と、臨床医が知っておくべき「汚染と被ば
くの区別」、「放射線による人体影響」、「汚染・被ばく傷病者対応時の注意
点」など緊急被ばく医療の基礎についてお話しします。


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