八戸准看護学院第57回入学式

 



(以下、式辞より抜粋)
 さて皆さんは八戸市医師会立八戸准看護学院に入学されました。本学院は,昭和35年に開校致しましたが,当時は人口増加などにより医療界では全国的に看護師不足が社会問題となった時代でした。八戸市医師会においても例外ではなく,地域における看護師養成は喫緊の問題となり,医師会が地域で必要とする看護師を養成しようという機運が高まり本学院が設立されました。当初は定員20名で「働きながら学び,看護師の資格を取ろう」のキャッチフレーズで始まりました。その後学院の施設の充実と共に定員が増加し,昭和46年には100 名の定員となりましたが,社会情勢の変化や希望者の減少等により定員は漸減し,現在は40名となりました。しかし本学院はこれまで3,400余名の卒業生を社会に送り出し,卒業生は 地元あるいは各地区の医療機関で活躍されております。今回入学の57回生の皆さんは29名ですが,厳正な入学試験の結果であり,本日めでたく皆さんをこの入学式に迎えることができ喜びに堪えません。
 皆さんは今日から志を同じくする新たな仲間と出会い,同じ目標に向かって学ぶこととなりました。今までとは全く異なった分野の勉強が始まりますので期待と不安が交錯していることと思います。そして時には悩み,苦しむこともあるかと思いますが,皆さん57回生はこの先卒業まで一緒です。友達は家族とは違った立場から社会性の基礎を築いていく存在といえますので,これから教室で机を共にし,お互いを理解し,支え合い友達の輪が大きくなれば,自分一人では困難なことも克服できると思います。


PageTop このページのトップへ