「乳幼児の嘔吐下痢症」

村上こども医院 村上 真子


Q:乳幼児の嘔吐下痢症の特徴は?

A:乳幼児、特に6カ月から2才頃に多くみられる嘔吐下痢症は毎年、冬から
春にかけて流行があります。原因はほとんどがウイルスで特にロタウイルス感
染が多いです。便は水様で頻繁、白っぽい便が特徴的です。

Q:症状は?

A:最初は嘔吐、次いで下痢や発熱がみられ、時には嘔吐、下痢が頻繁で脱水
症をきたすことがあります。

Q:脱水症の症状は?

A:元気がなく顔色も悪くぐったりします。唇や口の中が乾き、尿の回数が減
ります。目がおちくぼんだり、皮膚の張りがなくなります。体重が減ったりし
ます。

Q:治療は?

A:症状が軽度であれば整腸剤、下痢止め、嘔きけ止め等の薬を処方しますが
脱水が強い時は点滴や入院が必要になります。

Q:食事は?

A:家庭での食事は治療上、重要な問題です。まず、吐き気が強い時は何も飲
ませないで、吐き気がおさまるのを少し待ちます。次に吐き気がおさまったら
水分をすこしずつ飲ませてみます。乳幼児用イオン飲料が適当でしょう。下痢
だけになったら母乳や薄めたミルクを少量ずつ回数に分けながら与えます。乳
糖を含まないミルクに変えてみるのも良いです。離乳食を食べていた子の場合
は、下痢のひどい時にはイオン飲料や番茶などの水分を、下痢が良くなってき
たらおかゆ、煮込みうどんなど消化のよいものを与え便の性状を見ながら決め
ていきます。

Q:その他の注意点は?

A:おむつかぶれをおこしやすいのでお尻をきれいに洗うこと。病院を受診す
る時、熱や飲んだ水分量、下痢嘔吐の回数をメモしたものを持っていくこと。
また気になる便がでたらオムツごと持参することなどをおすすめします。


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