第51回 八戸医学会プログラム
日 時 令和7年11月15日(土)14時00分~
場 所 八戸グランドホテル 2階 ローズコート
Zoomによるオンライン配信
Zoomアドレス https://us06web.zoom.us/j/82666638629
ミーティングID 【 826 6663 8629 】
パスコード 【 319045 】
※参加時にカメラやマイクがオフになっていることをご確認下さい。
※単位申請の関係上、所属、フルネームでのご参加をお願いいたします。
※ニックネーム等のご参加では単位の申請ができません。
※スライドは全てWebカメラでの映像となります。
※質疑応答は所属、フルネームで参加しチャット『全体』宛にお願いいたします。
●演者の方々に
講演時間は6分ですので時間をお守り下さい。終了1分前に
青ランプ、最後に赤ランプ、ブザーが鳴ります。
演題11.12のみ講演時間15分です。
●討論時間は2分です。
演題11,12のみ討論時間5分です。
質問は要点を手短にお願いいたします。
発言された方は、必ずその要旨を所定の用紙に簡潔に記載して係に提出して下さい。
ZOOMで発言された方は、チャット内容を討論記録とさせていただきます。
●懇親会
学会終了後、会場裏手側において情報交換のための懇親会を行います。
多数ご参加下さい。(会費無料)
●平成28年度より研修医セッションを設け、優秀な演題には優秀発表賞を授与しています。
懇親会にて授与式を行いますが、懇親会に参加いただかないと権利がなくなり、次点の
方に権利が移りますので、懇親会にも是非ご参加下さいますようお願いいたします。
*演者の方には受付にてネームプレートを渡しますので着用をお願い
いたします。
*八戸医学会は日本医師会生涯教育制度に係る認定講座(3単位)
となっております。
(カリキュラムコード:8(0.5)・12(1.0)・23(0.5)・28(0.5)・76(0.5))
14:00~ 副会長挨拶
-------------------------------------------
特別講演
14:05~ 座 長 八戸市総合健診センター 岡本 道孝
「 診療報酬改定後の病院経営危機
~新たな地域医療構想と病院医療のあり方 」
八幡平市病院事業管理者 岩手県立病院名誉院長
全国自治体病院協議会会長 岩手県医師会参与
望月 泉 先生
総務省による令和6年度決算において、全体の経常収支は過去最大を計上した令和5年度の▲2,099億円を上回り、▲3,952億円を記録、赤字病院の割合も過去最大となる約83%に拡大、とくに大規模病院・急性期病院において赤字額が著しく増加した。医業収益(他会計繰入金を除く)は増加しているものの、医業費用のうち、特に職員給与費(前年度比+5.0%)と材料費(前年度比+3.1%)が増加し、収支が悪化している。令和7年度の人事院勧告を考慮すると経営環境は益々厳しくなると危機感を抱いている。
このような中で「骨太方針2025」において、社会保障関係費については、「高齢化による増加分に相当する伸びにこうした経済・物価動向等を踏まえた対応に相当する増加分を加算する」、また、社会保障関係費の注釈に「社会保障関係費の伸びの要因として高齢化と高度化等が存在する」と記載され、政府としても、今置かれている医療機関の現状に危惧されたものと思料され、画期的な内容となったが、対応策の早急な具体化が求められる。
今までの地域医療構想は、病床の機能分化・連携に向けた協議を実施してきた。ともすれば病床機能の数合わせ的な要素があったことは否めない。あらたな地域医療構想では85歳以上の増加や人口減少がさらに進む2040年とその先を見据え、治す医療と治し支える医療を担う医療機関の役割分担を明確化し、地域完結型の医療・介護提供体制を構築、外来・在宅、介護連携等も新たな地域医療構想の対象とする。二次医療圏や構想区域について、今後の人口の減少等を踏まえながら、一定数の医師を確保し急性期の拠点機能等を確保していくため、他の圏域との統合を含む二次医療圏・構想区域の見直し(広域化)の検討が必要となる。また医師偏在の是正に向けた総合的な対策パッケージが発表されたが、医師確保等を進めつつ、限られた医師・看護師等の医療資源を地域全体で最大限効率的に活用するという視点が最も重視される。
自治体病院は総務省から経営強化プラン策定を求められているが、経営強化の基本的な考え方は、各病院が担うべき役割・機能を改めて見直し、明確化・最適化した上で、病院間の連携を強化する「機能分化・連携強化」を進めていくことが必要である。あらたな地域医療構想では医療機関機能に着目して、医療機関の連携・再編・集約化が推進されるよう、地域で求められる役割を担う「高齢者救急・地域急性期機能」「在宅医療等連携機能」「急性期拠点機能」「専門等機能」などの医療機関機能の報告が求められる。地域の医療提供体制の確保に向けて地域で協議を行うとともに、持続可能な医療提供体制の構築を目指していく。また中核的医療を担う基幹病院に急性期機能を集約し、医師・看護師等を確保、基幹病院から不採算地区病院をはじめとする基幹病院以外の病院への医師・看護師等の派遣等の連携を強化する必要がある。地域の存続を考えていくためには、単純に地方の中小病院を無くすのではなく、限られた医師数の中で医療提供機能を絞り、維持・機能向上させていくことで、持続可能な医療提供体制が構築できる。医療人材は地域の貴重な人的財産という視点が重要で、いかに人材を確保して、育成していくかが持続可能な医療提供体制を構築する大きな要素であると考える。
-------------------------------------------
- 休 憩 -
-------------------------------------------
15:30~ 座 長 八戸市立市民病院 西村 隆一
1. 審査腹腔鏡で診断が得られた結核性腹膜炎の一例
八戸市立市民病院 外科 ○水上 陽平
小笠原宏一、村上 花香
神田 大周、中山 義人
西村 隆一、上村 卓嗣
青木 計績、水野 豊
2. インスリン加療中の肥満2型糖尿病患者にチルゼパチド(マンジャロⓇ)の併用が 著効した症例
青森労災病院 研修医 ○高橋 諒
青森労災病院 糖尿病内分泌内科 川原 昌之
崎原 哲
玉澤 直樹
3. たこキムチの摂食を契機に診断に至った好酸球性食道炎の一例
八戸市立市民病院 初期研修医 ○小野 誉太
八戸市立市民病院 消化器内科 大山 秀晃、谷地 一真
八戸市立市民病院 救命救急センター 赤坂明日香
八戸市立市民病院 消化器内科 荒井 壮、佐藤 真広
沖 元二
-------------------------------------------
15:55~ 座 長 よねざわ内科消化器内科クリニック
米澤 剛広
4. 発熱外来におけるICTの活用事例
内科種市病院 ○種市 良雄
5. 当院におけるワクチン接種状況の推移について
向井田胃腸科内科医院 ○向井田英明
-------------------------------------------
16:12~ 座 長 八戸市立市民病院 明円 真吾
6. アジア系健診受検者にみられるサラセミア疑い症例の検討
八戸市総合健診センター ○日向 豪史
玉澤 佳之、相馬 文彦
岡本 道孝、畑中麻衣子
福村真紀子、三浦 智秋
八戸市医師会臨床検査センター 蛯名 英樹、大井 由佳
7. またパニック値!これは困った どうしよう
(健診発見血液がんの紹介先に対する検討)
八戸市総合健診センター ○相馬 文彦
岡本 道孝、磯嶋美穂子
田中しづか、木村 恵
8. 前立腺がん検診レポート第28報(令和6年度)
八戸赤十字病院 ○岩崎 一洋
青森労災病院 伊藤 弘之
八戸平和病院 松岡 俊光
八戸市立市民病院 明円 真吾
青い森腎クリニック 山内 崇生
八戸市総合健診センター 相馬 文彦
-------------------------------------------
16:37~ 座 長 青森労災病院 兒玉 博之
9. 市内3施設における抗菌薬使用動向について(2024年度)
薬剤感受性協議会
八戸赤十字病院 薬剤部 ○白坂 友基
釜澤 雄太、小林 薫
青森労災病院 薬剤部 馬場 啓貴
八戸市立市民病院 薬局 南 和志、谷内 良英
田村 健悦
10.八戸市内4施設における薬剤感受性率の比較
薬剤感受性協議会
八戸市立市民病院 医療技術局 ○金澤 雄大
松村 瞭
八戸赤十字病院 検査技術課 工藤 麻華
青森労災病院 中央検査部 吉田 泰憲
八戸市医師会臨床検査センター 渡邊 櫻
-------------------------------------------
- 休 憩 -
-------------------------------------------
17:03~ 座 長 青森労災病院 崎原 哲
11. インクレチン薬による肥満2型糖尿病治療の光と影
八戸糖尿病談話会
青森労災病院 糖尿病内分泌内科 ○玉澤 直樹
崎原 哲
12. 甲状腺・副甲状腺疾患の薬物・手術治療の変遷
八戸外科集談会
高橋医院 ○高橋 淑郎
